完調でなくても脇本雄

脇本雄太
股関節を痛め、昨年10月の熊本記念in久留米で途中欠場して以来、実戦に姿を見せていなかった脇本雄太。トップスピード、ダッシュ力、持久力と3拍子そろった脚力は輪界トップなので、今シリーズのメンバーなら7割程度の調子でも自力攻撃でねじ伏せてしまうはず。復帰戦の2月奈良記念のデキ次第ではあっても中心視は当然だ。同県の伊原克彦、位置取り、差し脚堅実な松村友和らが脇本に続いて近畿ラインを形成する。昨年の伊原は1Vを含み26勝を挙げていて勝率は約3割。自在戦が冴えていて、脇本の番手を無風で回れれば福井ワンツーは有力だ。
勢いがあるのは隅田洋介。12月小田原で優勝をゲットすると、今年も1月立川記念2着、同月松戸1着、2月和歌山1未着と連対ラッシュだ。脇本が復調途上なら単も望める。
地元の2月静岡記念では1着で準決進出と気を吐いた鈴木陸来にも注意したい。積極的な競走で先行力を猛アピールしている。