松坂英が貫禄勝ち

松坂英司
降級初戦の1月前橋をVと貫禄を示した松坂英司がきっちり。前橋の決勝は南関4人で結束し、松坂の位置はライン3番手と決していい位置ではなかったが、番手を回った奥原亨の動きを追って直線一気。失格2回で02年前期以来のA級落ちとなっただけなので脚が違う。昨年末のレインボー2着で特班してきた梅田加津也は初戦の1月取手2着を見る限り、決勝に乗ってV争いに参戦してきていい先行力を持つ。松坂は川崎健次らと梅田を盛り立てつつ鋭く抜け出してきそう。
地元中部勢は重倉高史が軸。自力基本のオールラウンダーとして鳴らす重倉の実力は前期4Vの戦績が示す通りだ。今年も1月高知MN着と好スタートを切った。決勝は3着ながら逃げて新鋭・林昌を封じているのだから文句なしで、ここも好機に飛び出してのV獲りは十分だろう。
高木翔も無念の降級となったが、今期の滑り出しはまずまず。栗林巧や重鎮・岡部芳幸の任されれば後手は踏めない。自力自在な持ち味を出し切れればラインで上位独占に導くことも。
岸川哲也もA級なら機動力が光る。今期は2戦してともに決勝には乗っており、一発には警戒が必要だ。
内藤高裕、長井妙樹らそろった東京勢にも注意したい。徹底先行の浅見隼が優参しないとスジの先行目標は不在となるが、それでも最終的に好位を占められれば伸びてこれる。