太田竜が機動力で圧倒
G戦線で存在感を示している健脚がそろい熾烈なV争い。本命には太田竜馬を推した。1月立川記念着は好調と言える脚勢ではなかったが、自力攻撃の破壊力なら今シリーズ最上位だ。昨年は7月小松島記念を含み3Vを達成。好スパートを決めて別線を沈黙させる。タッグを組む高原仁志は差し脚快調だ。11月別府、同月佐世保と連続準V、12月松阪は後方に置かれる厳しい展開となったが、直線はイエローライン付近を一気に伸びて優勝をものにしている。
山田英明を中心視する手もある。好位置をキープしてのまくり、差しでコンスタントな成績を残していて、安定感は抜群だ。先行基本の競走で売り出している地元の岩谷拓磨との連係が叶うようなら、展開の利を得られる可能性もある。
宮本隼輔も有力な優勝候補の一人だ。地元の12月防府記念で2着と気を吐いた後は一息不足の場所が続いているが、自慢のスピードは一級品。タイミングよく仕掛けて先手を奪えば好勝負に持ち込める。レース巧者の岩津裕介が宮本を盛り立てる。1月和歌山記念では1着で決勝に乗っていて調子も良好だ。