高知コンビがV争いの中心
小原周祐、掛水泰範の高知コンビに、宇根秀俊の四国勢がV争いをリードする。ともに自力型の小原と掛水はこれまで同じレースを走ったことがないので前後は流動的ながら、若い小原が前で戦う方が自然か。小原は降級初戦の1月佐世保の準決を5番手まくりで勝っていて、まずまずのスタートを切っている。8月の落車で3カ月あまり長欠し、まだ本調子を取り戻せていない掛水にとっては巻き返しのきっかけをつかみたい一戦だ。 対するは、谷口友真、小林卓人の大阪コンビといきたいところだが、谷口は11月末の落車からここが復帰戦となる見込みで状態は未知数だ。代わりに警戒したいのは滝本泰行の一発だ。相変わらずムラが激しい滝本だが、12月佐世保MNでは下野義の番手に追い上げから差し脚を伸ばして優勝している。自力自在な組み立てがハマれば。
九州勢も格落ちの面子でやや厳しいが、利根正明の存在は見逃すわけにはいかない。当所は出走回数が多く好走もしているだけに、自信を持って攻め切れば優勝まで狙えそう。