犬伏湧に乗る原田研
昨年はスランプ状態が続いたときもあった原田研太朗だが、徐々に自慢のスピードが甦った。12月防府の準決から2月小倉の初日特選まで、破竹の16連勝を達成している。連勝が止まった後も全日本選抜では予選を着で準決に駒を進めており、相変わらず自力攻撃が冴えている。自力勝負でも優勝が狙える状態だが、同県の犬伏湧也との連係が叶えば更に優勢は拡大する。犬伏とは1月高松の準決、決勝で連係していて、いずれも原田が勝機をものにしている。犬伏は第119期生在所成績トップの好素材。S級2場所目の12月高知で早々とS級初Vを達成すると、2月四日市では3連勝で今年の初Vをゲット。トップスピード、ダッシュ力には素晴らしいものがあり、原田に前を任されれば主導権は譲るまい。
渡邉一成、成田和也の地元コンビが徹底抗戦する。冬場に入りやや調子を落としていた渡邉だが、少しづづ立て直してきた感がある。成田は1月大宮記念で準V、全日本選抜は決勝進出と差し脚が冴えている。両者は連係実績が豊富なので、好連係を決めての地元ワンツーは考えておきたい。
展開がもつれると鈴木裕の一撃が怖い。