図抜けた安定感誇る小原唯

小原唯志 欠場
西武園のミッドナイト開催だけにさすがに関東勢の層が厚い。小原唯志、城幸弘、鈴木玄人に、注目の新鋭・小池千啓も参戦とそろった機動型の折り合いは難しく、それぞれ別競走も考えられそう。本命には小原を推す。昨年後期の降級直後はA級のレースに合わせ切れず苦戦した小原だったが、慣れてきてからは抜群の安定感を発揮。10月以降はここまでV3、準V6回と逆らえない脚勢だ。小池、阿久津修の栃木勢との連係も視野に入るものの、持ち前のスーパーダッシュを生かした自力戦でも勝てる。城も小原に見劣りしない。流れに乗っての自力攻撃で降級後初Vも。また、阿久津からも狙えそうなシリーズだ。1月大垣MN、2月川崎と降級して早くも2Vを飾っている阿久津にとって、先行意欲旺盛な小池や小原ら目標に事欠かないこの一戦は落せないと言い切っても言い過ぎではないかも。
関東勢に対抗するのは、貴志修己、中野智公の和歌山コンビだ。貴志は2月小倉で完全Ⅴ。タイミングを逃さず好機に飛び出せば別線完封があっていいだろう。中野もA級ではさすがに堅実に着をまとめている。
さらに、齋木翔多を先導役に、松坂英司、川崎健次が続く南関ラインも魅力たっぷり。齋木も1月伊東を制するなど近況抜群。ここは上位の機動型がそろったが、スイッチが入った齋木が主導権を握る展開なら、格的に断然の松坂に勝機到来。余裕を持ってしっかり仕事をしてから抜け出そう。