塚本瑠がパワー全開
塚本瑠羽、山崎航の新人2人の力比べ。本命には塚本を推す。本格デビュー戦の7月青森で逃げ切り優勝したときは早い時期のチャレンジ卒業を予感させたが、その後は準V5回で優勝ゼロ。経験不足もあって何かが足りないのは確かだが、柔道で鍛え上げたパワーは一級品。先行有利な短走路だし、集中力高く持てる力を出し切れれば押し切れるだろう。南関で稲葉一真が食い下がる。チャレンジではここまで4戦して全て決勝に乗っているように長らく自力で活躍してきた脚はダテではないところを見せている。塚本の仕掛けに付け切ってのワンツーは十分。
一方の山崎は地元の当所がここまで唯一の優勝の舞台。12月の開催で落ち着いて2コーナーまくりで同期のライバルを仕留めた。塚本と比べるとやや見劣りする戦績だが、地の利を生かして逆転を果たすか。
久保光司も同期対決に割って入りたいが、気持ちの弱さが出ているのが今の戦績。ただ久保の奮起次第では、降格初戦の1月松山を準V、続く別府も決勝3着とまとめている格上の安谷屋将志の浮上はあっていい。安谷屋はまくり兼備のタテ脚を有している。