地元コンビが決める
そろった四国勢に期待したいシリーズだ。本命に推すのは地元の吉武信太朗。新年早々に落車して、復帰戦の2月高知ではまだ本来の動きではなかったが、ここまでには調子の上積みもあるだろう。降級の前期は3連覇を含む4Vをマークした機動型で、先行基本に、仕掛けのタイミングを逃がさない自力攻撃は迫力満点だ。11月のミッドナイトで優勝するなど踏み慣れた走路で好機に仕掛けて、宇根秀俊とワンツーを決めるか。久樹克門、山本拳也は地元コンビと別で勝負か。山本は11月高知MN、武雄MNを連覇した後も好走が続く。久樹の動きに乗っての突き抜けには注意が必要だ。
佐山寛明のパワーも特筆もの。出切れないとモロい面はあるものの、駆けてしまえば末の粘りは強靭だ。競走中止が続いてリズムを乱していなければ敵を圧倒すると逃走劇が見られるかも。
田上晃也、近藤範昌の岡山勢も黙ってないだろう。田上は11月に2V、今年に入っても1月広島でVとコンスタントに好結果を出しており、脚力が上がった印象だ。ここも狙いすましての一撃で台頭は十分。近藤も降級後の戦績はまずまずで勝機が巡れば逃がさない。
高比良豪、高木和仁の福岡コンビも混戦では怖い。