主役は譲れぬ北津留翼
昨年は競輪祭で決勝に乗るなど、ビッグレースでも存在感を示している北津留翼。自慢のスピードは一級品で、昨年は2V含み43勝を挙げている。今年も1月高松記念の初日特選では古性優、松浦悠、佐藤慎らSS班をまとめて撃破した。1月の当所戦では準決で不覚を取っただけに、今シリーズは雪辱を期しての参戦だ。タッグを組む荒井崇博は素晴らしい伸びを披露している。昨年は後半戦に急加速。11月佐世保、同月武雄G3を連覇すると12月静岡でもVをゲット。今年は1月和歌山記念で落車したが、2月静岡記念着は影響を感じさせなかった。北津留の仕掛け次第では逆転十分。
安定感が増した武藤龍生も有力な優勝候補だ。今年は1月大宮記念着、同月立川着、2月大垣は3連勝していて、まだ確定板を外していない。関東勢は自力型が手薄も好位置キープに成功なら勝ち負けに持ち込める。
根田空史、田中晴基の千葉コンビも好勝負が見込める。根田は1月和歌山記念で決勝に乗ると、同月小田原では逃げて準V。野原雅、小松崎大らを沈黙させている。田中も最近は成績がまとまっていて、根田が好発進を決めれば千葉ワンツーもありうる。