輝きが戻った植原琢
山田雄大、植原琢也の機動型を伊藤亮が盛り立てる埼玉ラインが強力だ。本命は植原。20年後期にはS1班まで上がった北井の機動型だが、度重なる落車で調子を落として成績が急降下。遂にA級に落ちてしまったが、さすがに格上の実力を見せ付けている。降級初戦の1月前橋MNで早速優勝を飾ると、2月大垣MNでは完全V。しかも初日から3日間、逃げ切り勝ちだった。自力でもV有力だし、番手戦もソツなくこなすので山田が勝ち上がってきての連係でも勝てるだろう。また、そろって勝ち上がれば埼玉勢とは別競走も考えられる東京勢も侮れない。上り調子の柿本大貴に菅谷隆司が続く布陣だ。
地元九州勢は、東矢昇太が軸になる。降級して優勝がないものの、十八番のまくりは威力十分で、当所でも1月のミッドナイト開催で着と手堅くまとめている。仕掛けのタイミングが適切なら、埼玉勢も飲み込んでしまって不思議ない。
吉岡伸太郎や追加参戦の田中和磨が先導役になる中四国勢も好勝負可能だろう。高津晃治、富弥昭が有利に抜け出すシーンも。