22年開幕戦は相笠翔に期待

相笠翔太
今年の函館競輪開幕戦。田口勇介、相笠翔太、川津悠揮の北勢の奮起に期待したい。けん引役となる田口は、11月の特班からなかなか1・2班戦Vは奪えないものの、3月大垣1着、同月静岡1着など着実に成果を挙げている。ここも持ち前のダッシュを生かして先手を奪い勝負していく。そうなると番手回りが有力な相笠には絶好の勝機が到来しそう。相笠も溜めてのまくりが得意な自力型だが、1月平着は3日間番手戦で勝利を手にしており、目標があればさらにVへ近付く。タテ脚があるだけに田口がカマシやまくりになってもしっかりマークして最後は抜け出す。
佐山寛明、坂上忠克の中近勢が一番の強敵か。佐山は練習に裏付けされたパワフルな走りが魅力。やや不器用な面があるが、先行でもまくりでも掛かってしまえば止まらない。タイミングを逃さず踏み出せれば他を圧倒しよう。
加藤健一、奥原亨の神奈川勢や鈴木玄人、内藤高裕の東京勢も差はない。今年に入って逃げ切りで2Vの加藤、12月伊東MNでやはり逃げ切りVがある鈴木もマイペース駆けに持ち込むと容易に反撃は許さない。波乱を呼ぶ可能性は十分ある。