戦績優る北野良から
北野良栄、岩本和也の中部勢がV争いをリードする。本命の北野は降級して3連覇を含むV4とA級では脚力の違いが歴然としている。メンバーや流れ次第で自力基本に何でもできる強みもあり、常に高い信頼が置ける存在だ。もし3月に特班した新鋭の岩城佑典が勝ち上がってくれば、北野は番手を回ってさらにVへと近付く。
対する東勢も渡邉雅也、新村穣が先導役と負けていない。渡邉は来期にはS級に上がり次世代のスター候補で、今年に入って3Vと順調そのもの。流れに乗っての自力攻撃で打倒北野は十分だろう。競技で鍛え、長い距離を踏み切れる新村も昨年8月に特班し、1・2班戦でもいきなり優勝したエリートだ。不調から立ち直ってくれば怖い。
4月岸和田の初日特選で東矢昇、久保田泰を封じて逃げ切って健在ぶりを示した中村一将の一発には警戒を要する。宇佐見裕輝、三澤康人の北勢も上手く流れに乗っていければ台頭があるかも。