混戦を制するのは猪狩祐か

猪狩祐樹
上位級の機動型が手薄なシリーズで、猪狩祐樹に絶好のV機到来とみた。年末年始の優勝はともに先行目標があってのものだったが、本来の自力戦の破壊力も相変らず。3月前橋MNの初日特選で決めたロングまくりは強烈だった。相手になる同型はキャリアの浅い119期勢となりそうなだけに、手玉に取っての一撃に期待したい。丸山貴秀が猪狩に食い下がる。
藤岡隆治を本命視してもいいだろう。自力のイメージは薄れたが、前を任されての自在戦でも力を発揮できるのは3月久留米着でも示した通り。しかも、ここは特班してきた近藤翔馬が優参してきて番手を回れる可能性もある。近藤は優参を果たせばチャレンジャーらしく積極先行で勝負するのは必至なだけに、展開の利を得てのV奪取には期待が持てる。近藤範昌もこの四国勢に加勢か。
同じく新鋭の新村穣も動向が気になる。怪我や病気でリズムを乱しているが、特班直後の8月向日町で優勝している実力は軽視できない。長い距離を踏むのはお手の物で、立て直してくればレースを支配してしまいそう。長田祐弥との神奈川ラインにも注意。
飯塚隼人、田中陽平の九州勢も混戦で出番は十分だ。