好相性の宮城コンビ

木村佑来
木村佑来、山崎将幸の宮城コンビがV争いをリードする。昨年8月に1・2班戦の舞台に上がった木村はV5が今年の戦績。強烈ダッシュで繰り出すタテ攻撃の破壊力はS級に上がっても即通用するレベルで、強力な同型がそろった今シリーズでも固い本命として信頼できる。4月高知1着の準決、決勝でもワンツーを決めたばかりの山崎と再び上位独占といこう。また、北勢では板垣昴も上位級の機動型で出方が注目される。
北勢に対抗するのは、磯川勝裕、菅谷隆司に丸山直樹の埼京勢だ。磯川は4月西武園で完全優勝と、ようやく前期S級でコンスタントに勝っていた本領を発揮した。関東同士の中村隆生とは3月前橋MNで別線で戦っているが、続く4月川崎MNでは大学の後輩の中島詩の番手を回っており、割り切って中村とも連係するようなら盤石のラインが出来上がる。もちろん、菅谷、丸山も磯川がいい流れを作れば勝ち負けに持ち込める。
山口智弘は近況は良好。ただ、自力の脚を残しているといっても最近は追い込みよりに戦法をシフトしている。4月豊橋着の準決、決勝で好連係を決めた高橋成英との再タッグが望まれるところ。