そろった埼京ラインで
関東勢、中でも山田雄大、菅谷隆司、内藤高裕ら埼京勢に好メンバーがそろった。この組み合わせなら番手回りが有力な菅谷がVには最も近いか。降級の今期はそれほど目立つ成績は残していないものの、3月京王閣では鈴木玄を目標にして優勝している。まくり兼備のタテ脚はしっかりしており、山田が後手を踏まなければ勝てる。4月弥彦をまくりで制している山田も仕掛けのタイミング次第で押し切りは十分。また、ライン3番手でも内藤の抜け出しにも警戒が必要だ。内藤は5月立川で今期2V目をゲットしており、チャンスが巡ればモノにできる。
関東別線で小林申太、大薗宏の茨城コンビも侮れない。来月には39歳を迎える小林だが、まくりだけでなく、逃げても末の粘りは確か。48歳の大薗とのベテランタッグでV戦線を賑わす。
松田大、渡邊健の中部タッグに、中川繁樹、金子浩貴の京都コンビと西の遠征勢も一発十分。特に中部コンビはともに前期S級の実力者だし、近況も良好なので怖いだろう。亀井久幸、須藤誠の地元コンビも意地を見せたいところだ。