好脚がそろった北勢から
東の遠征勢に好脚がそろっている。中でも田口勇介、佐藤佑一、伊藤勝太の北勢は強力だ。4月以降はやや調子を乱している田口だが、11月に特班して準Vが3回あるなど先行力は非凡だ。ここも先制有力でラインから優勝者を出す。番手は田口と同支部同士の佐藤か点数順で伊藤になるかは流動的。S級でもコンスタントに連対し、降級後は格上の存在感を示している伊藤の方がデキは上だが、佐藤も4月大垣で完全優勝している。大垣の決勝はライン3番手からアタマに突き抜けとタテ脚は健在な佐藤を一応、本命に推す。
堀兼壽が地元で意地を見せたい。2月広島では豪快なカマシを決めて完全優勝している。その後も力を見せていたものの、4月は欠場が続いて1カ月以上実戦に姿を見せていない。立て直して持ち前の機動力を発揮できるか。
山本勝利、西村行貴、吉田裕全の埼京勢も山本が落車続きでは厳しいか。春日勇人ら南関勢も肝心の機動型が手薄では。ダークホースとなりそうなのは、中武三四郎、野口正則の近畿勢だ。中武は5月大垣MNで待望の1・2班戦初Vを果たしている。着実に力を付けているので大駆け十分。