寺沼将が抜け出す

寺沼将彦 欠場
木村皆斗に、寺沼将彦、大矢崇弘、伊藤亮とそろいにそろった埼京勢と戦力充実の関東勢がレースを支配する。木村、大矢は自力型だし、連係があるかあったとして並びがどうなるは流動的。ただ、連軸には寺沼を推すのが最適だろう。寺沼は期末のレインボーカップにも出場が決まっているように降級後から順調そのもの。決まり手を見ると差しが大半だが、まさにどの位置にいても届くような切れ味だ。どういう形でレースを進めるにしてもVには最短だろう。直近の5月平塚を3日間積極的に動いて着だった大矢、昨年11月に特班してVラッシュの新鋭・木村ももちろん、有力なV候補となる。
他地区勢では、福元啓太、井坂泰誓の大阪コンビ、古賀勝大と機動型がそろう近畿勢の動向が気になる。福元も古賀も直近場所では決勝を外しているが、この一戦で評価は下げられないだろう。ともにしっかり仕掛けられれば関東勢を脅かす実力は備える。
松岡晋乃介、山田祥明の岐阜コンビは松岡に落車の影響がなければ。佐藤清之、泉慶輔も最終的に好位を占めれば鋭脚を伸ばしてくる。