地元は譲れない塩崎隼、真鍋智
ルーキーシリーズ第2弾は中部以西の選手のあっせん。中心は塩崎隼秀、真鍋智寛の地元勢だろう。塩崎は養成所時代に29勝を挙げたナンバーワン。主に追い込み、まくりで勝ち星を稼いだが、流れに乗っていく能力は誰よりも高い。第一弾の青森も走るので、その経験を生かして一層優位に運ぶか。真鍋はまくりで121期トップの16勝と機動力では塩崎以上。高いトップスピードを生かせればV十分。また、四国ではゴールデンキャッパーの室井蓮太朗も存在感を発揮してこよう。
四国勢に立ち向かうのは豊富なタレントをそろえる九州勢だろう。ゴールデンキャップ2回で在所4位の東矢圭吾も有力なV候補。一丸尚伍は自転車競技の中距離種目では近谷涼とともに第一人者として活躍した。養成所でも巧みなハンドル捌きと持ち前のスピードを生かした走りで7位に入った。坂田康季も自力で勝ち星が多かった選手だし、卒業記念で決勝に乗った梅崎隆介、松本秀之慎も黙っていない。
在所5位の伊藤温希や近谷らの中部勢にも警戒。在所8位の富武大も父の弥昭との同時あっせんで力が入る。
ガールズは、ナンバーワンの又多風緑が登場する。卒業記念は自分の競走ができず悔しい準Vだったが、養成所では先行主体の自力勝負で他を圧倒していた。小泉夢菜、池上あかり、松本詩乃らの挑戦を力でねじ伏せる。