戦歴を重視なら阿部力
戦歴は阿部力也が最上位。全日本選抜着、ウィナーズカップ着、更にダービー着などビッグレースで存在感を示している。今シリーズの北日本勢は上位クラスの自力型が見当たらないが、根田空史との連係が叶うようなら条件も悪くない。その根田は全日本選抜で落車して1カ月半ほど実戦を離れた。ダービー着はまだ本調子ではなかったが、調子の上積みは期待できるはず。自力攻撃の破壊力には素晴らしいものがあり、調子が完全に戻れば勝ち負けに持ち込める。
山岸佳太、芦澤辰弘の茨城コンビを重視する手もある。山岸は1月大宮記念で落車し、3月高知から復帰して1着。その後も4月川崎記念着、同月青森G3では着など確実に調子を上げている。柔軟性を兼ね備えた自力攻撃が奏功すれば好勝負になる。援護する芦澤も調子はまずまずだ。ダービーこそ大きな数字を並べたが、他の開催の成績は悪くない。山岸が好スパートなら連対望める。
大駆けの魅力を秘めるのは河端朋之だ。腰部ヘルニアのため4カ月の欠場を強いられたが、徐々に本来のスピードを取り戻し、4月青森G3では復活の優勝を飾っている。好スパートなら単も。