井上昌に絶好のVチャンス
最近の井上昌己は伸びがいい。4月岸和田で今年2V目を飾ると、ダービーでは着、無念にも一次予選で敗退も3勝を挙げている。同県の山崎賢人を目標なら好展開が巡ってくる可能性も高く、Vに最も近い存在とみて中心視した。その山崎は自転車競技中心のスケジュールなので競輪参戦は少ないが、ビッグレースでも自慢のスピードを猛アピールしている。全日本選抜の初日特選では逃げて2着に粘り、郡司浩、新田祐、浅井康らを封じると、ウィナーズカップは着と3連対を果たした。仕掛け次第では押し切りもありうる。
スピードなら松井宏佑も引けを取らない。山崎と同様に自転車競技中心で本業の競輪はあまり走っていないが、全日本選抜、ウィナーズカップではそれぞれ2勝を挙げている。後ろは援護手厚いガッツマーカー・内藤秀久が固めるのも心強い。好スパートを決めての神奈川ワンツー決着は十分だろう。
5月全プロ記念競輪22着では快速まくりを披露した坂井洋も侮れない。6月富山で落手したが、高松宮記念杯は連日鋭く伸びて着で準決進出。体調の不安を一掃した。当所の成績もいいので、一発には注意したい。芦澤辰弘が坂井に続き地元Vを狙う。
主導権争いが激化するようだと小川真太郎が怖い。主武器のまくりには素晴らしい破壊力があるし、ここのところ勝ち星が多い。