強力地元コンビが中心
山本勝利、岡本大嗣の地元コンビがV争いをリードする。本命に推す岡本は差し脚が切れまくっていてA級では明らかにレベルが違う。追い込み一本で今期はここまで17勝、2着8回、3着6回。山本を好ガードから最後は鋭く抜け出そう。番手が岡本では厳しいが、山本もまくり勝負なら押し切り十分。ここにきて立て続けに落車と試練はあったが、怪我明けの5月弥彦MNは着。同期ナンバーワンの長田龍拳には及ばなかったが、怪我明けとしては上々の内容だった。1月西武園MN以来のVに照準を絞る。
1月の落車でまだ本調子とは言えない石橋慎太郎だが、復帰戦の4月宇都宮着、続く青森着とさすがに底力があるところを示した。南関同士で大関祐也、亀井久幸の千葉コンビと組むか、佐々木和紀が優参して目標にできる可能性もある一方、自分でやることも考えなければならなそうな厳しいシリーズだが、一発が最も怖いのはやはりこの石橋か。
樫山恭柄、中園和剛の九州コンビや芳野匠の西勢の動向も気になる。多田晃紀が勝ち上がってこない限り、先行目標不在に泣きそうだが、番手戦も含めて強気な走りも期待できそうなだけに出方からは目が離せない。
先行意欲旺盛な三浦翔大と丸山貴秀の北コンビが勝負の行方を大きく左右する可能性も。強力地元勢に真っ向勝負を挑むとしたら北勢をおいていないのでは。