自信を付けた谷口力
119期の選手を2人擁する九州勢がV争いをリードする。本命は谷口力也だ。今年に入って2Vと勢いがあるし、今シリーズの最大のライバルとなる田村大とは4月青森の準決で対戦し、豪快なカマシで突き放して圧勝している。田村、大竹野裕樹の鹿児島支部勢とは別線となっても、澤亀浩司、瓦田勝也の福岡勢が勝ち上がれば単騎とはならない。練習での力を実戦でも発揮できるようになって今は自信を持ってレースに臨めている。ここもスピードあるカマシ、まくりで決着を付けるか。
対する田村も見劣りしない。失格のペナルティーで3カ月欠場し、3月に復帰後は決勝で勝ち切れていないが、昨年3Vで6連勝して特班にチャレンジした実績もある。好調時の感覚が戻れば11月別府以来のVは十分だろう。大竹野にとっても絶好のVチャンスだ。ややムラな反面、1・2班戦で活躍しててもおかしくないタテ脚の持ち主だ。田村の番手スンナリならアタマに突き抜けはあってもいい。
東勢は、小川辰徳、山田祐太が上位の機動型。この2人がレースを作っていくようだと、差し脚切れる河合康晴、相澤恵一が突き抜けるケースも。