注目のオールガールズトーナメント
ガールズケイリン10周年記念事業として、女子選手のみで開催される「ALL GIRL’S 10th Anniversary」。84名のガールズ選手が参加する12レース制で、A、Bに分けられたトーナメントが各6レースで実施される。注目のシリーズにはナショナルチームの選手もあっせんされており、Aには世界選、ネイションズカップ第2戦のケイリンで銀メダルを獲得した佐藤水菜と今年に入ってガールズ戦では負けていない太田りゆが参戦。2人を児玉碧衣、石井寛子、奥井迪、鈴木美教、吉川美穂らが迎え撃つというグランプリなみの優勝争いだ。トップは全員が自力タイプなので展開も読みにくいが、佐藤、児玉の出方を見ながら、最終的にとんでもないスピードレースとなることは必至か。一応、本命には地元の佐藤、対抗には児玉を推すが、3月のコレクションでは両者を破って石井が優勝したように波乱の余地はある。
Bは、5月のコレクションを制して遂にガールズ特別レース覇者となり勢いを増す一方の柳原真緒が真価を問われることとなりそう。対するは尾方真生、尾崎睦、坂口楓華、小林莉子に、ナショナルチームの小林優香、梅川風子といった面々だ。こちらのV争いの行方は読みにくい。尾方が積極的にレースを作っていきそうで、最終的にその後位、3番手あたりに位置した選手が有利に抜け出す可能性が高いか。しかし、柳原やナショナルチームの2人は戦況を一気にひっくり返すだけのタテ脚を持つ。