林昴が先行力を発揮
23日からの別府モーニング7はチャレンジ・ガールズ戦。チャレンジ戦は2班に定期昇班する直前の大槇大介と林昴が覇を競う。本命は林だ。デビュー当初は逃げては潰れる競走を繰り返して前途を不安視された林だが、徹底先行を看板にS級で活躍する兄2人を追うだけに着実に力を付けてきた。今年に入って準V2回と兆しを見せると、5月広島では待望の初優勝を逃げ切りで飾ってみせた。自信になったはずで、ここも自分のレースに徹して2V目を目指す。5月取手で高橋綜を差して優勝とチャレンジでは格が違う平総一が相手。差し脚が切れるだけに、林の番手を回れるようなら本命に推してもいい。
対する大槇は実績なら林を上回るものの、順調さを大きく欠く近況。ここ2カ月あまり実戦に姿を見せていない。開催の途中打ち切りが続く不運がなければ2班に特班しててもおかしくないタテ脚を誇るが、果たして完調での出走はなるか。
大槇が欠場か復調途上なら、吉原友彦、高橋健太の南関勢が九州勢の相手になる。アキレス腱断裂による長期欠場があってチャレンジ暮らしの吉原だが、本来はこのクラスの選手ではない。4月大宮で完全優勝している脚は新人にも見劣りしない。全力ダッシュで林を叩き切ってしまえば波乱を呼ぶ。