関東コンビが連を独占
吉澤純平、諸橋愛で連係する関東コンビの力が突出している。前で戦う吉澤は、メンバーによって自力、番手を使い分けなければいけないシチュエーションにも力を発揮しており、5月大垣は逃げ切り、6月取手記念は吉田拓を目標からゴール前で外を強襲してそれぞれ優勝した。ここはもちろん、自力勝負となるが、好機に発進してレースを作っていく。諸橋は高松宮記念杯を優参、続く6月立川は目標にした岩本俊が不発に終わる展開にも直線一気に伸びてVとさすがの貫禄。諸橋を本命に推すが、仕掛けのタイミング次第で吉澤の押し切りも十分か。
対するは、渡邉一成だ。渡邉は昨年11月の競輪祭で2年ぶりのG1優参を果たしている。今年に入ってからも目立つヒットこそないものの、高松宮記念杯では準決に進出し、6月久留米記念は優参と戦える状態だ。先手を奪って勝負できそうなメンバーに恵まれただけに、力を出し切って関東勢に一泡吹かせたい。
スピード光る松岡辰泰と、6月久留米記念で準決を快勝した伊藤旭で組む熊本勢が波乱を呼ぶ。香川雄介、湊聖二、田尾駿介、筒井敦史ら選手層の厚さではどの地区にも負けていない中四国勢だが、機動型不足が響きそう。