S級で好走した山口翼
前期S級でプチブレークした山口翼が本命だ。腰痛や体調不良があったりで好不調の波が極端に激しく長年足踏み状態が続いていたが、初のS級では3月頃から気配が一変。得意のまくりが冴えて連対ラッシュの状態に突入した。降級初戦の7月弥彦でも準決を勝っており、引き続きデキは良さそう。自力でもいけるが、ラインの上川直紀と同乗なら前を任せて抜け出しを図る。後位も高橋広大が固めて強力ラインを形成する。
地元の相笠翔太が黙っていない。6月佐世保では目標にした高谷敏が不発の展開から直線外をぶん回して前団をごぼう抜きにしてのV。特班2場所目の6月高知MNで1着と底を見せていない期待の邊見光輝との連係が叶えばグッとVへ近付く。仮に自分で自力勝負でも、ツボにハマった時のタテ攻撃は相変わらず威力十分なだけに当所では絶対に軽視禁物だ。
中近勢は四宮哲郎、坂上忠克とベテランが元気。中武三四郎、西本直大の大阪勢や林敬宏のデキや組み立て次第で波乱を呼ぼう。