中野慎が連勝記録を伸ばす!!
サマーナイトフェスティバル参戦組は不在な中、中野慎詞、佐藤友和の岩手師弟コンビに、新山将史、櫻井正孝とそろった北勢がシリーズをジャックする。本命は早期卒業から21連勝して未だ負けなしのスーパールーキー中野だ。S級デビュー戦だった6月函館も3連勝で初優勝を達成。5月のネーションズカップ第2戦(カナダ・ミルトン)のケイリンで落車して右鎖骨を骨折し、復帰戦だったことを考えたら驚異的というしかない。この弥彦でも別線を完封する逃走劇で連勝を位さらに伸ばす姿しか思い浮かばない。函館と同様に番手は佐藤。準決、決勝と中野と連係して、準決は畑段嵐に競り込まれたが、追い上げて番手を奪い返した走りは衰えぬ闘志、底力を見せ付けるものだった。決勝は2分の1車身差まで詰め寄っていて、今度は差し切ってもの期待を持てる。また、新山、櫻井も函館で中野のスピードを体感済みで、きっちり続いてラインでの決着に貢献する。
函館の決勝で中野と対戦して後方動けずに終わった久木原洋がリベンジに燃える。現時点で逆転策があるかは疑問だが、何とか突破口を見出したいところ。中田健太、岡光良との埼玉ラインが北勢の一番の敵とはなりそう。
堀内俊介は6月松戸G3での落車の影響が気掛かり。完調での出走を果たせても中野と力勝負では厳しく、北ラインに切り込むなりの一工夫が欲しいところ。