鈴木薫の豪脚を信頼
機動力優る鈴木薫がV争いの軸となる。1年でS級から降級となった鈴木だが、先行基本の積極果敢なレースに、叩かれたら飛び付いたりの自在性も身に付けて存在感を発揮。今年に入ってからは毎場所コンスタントに確定板入りを果たし、6月川崎では優参と勢いを保ったままの降級となる。対戦相手が代わってもやることは変わらないし、A級では極力ヨコの動きは見せたくないはず。埼京同士の桑名僚也と一緒になっても、桑名は自在戦が持ち味なので前は任せないのでは。持ち前の強地脚を生かした迫力満点の走りで好スタートを切ろう。
ラインの総合力を考えれば、菅原裕太に、遠藤勝行、亀谷隆一が続く南関勢が相手となろう。菅原は2月西武園を最後にVがないが、最近は決勝を外していないようにデキはまずまず。鈴木相手に素直にまくりに構えては厳しい。先行覚悟で前々に攻め、流れで何でもやっていくようなレースができれば波乱を呼ぶ。
パワフル先行が売りの安藤直希、中川繁樹と同郷の機動型に恵まれた山崎光展も一策あるか。6月名古屋MNで今年3V目をゲットとまくり兼備の差し脚が冴えている山崎だけに、やはり軽視は禁物だ。