好走が続く谷口明
谷口明正、上田裕和の三重コンビに期待の一戦。相変わらず落車の多い谷口だが、前期は3回優勝し、今期も7月松阪MNを❸着と好スタートを切った。同型の中島将尊、高橋幸司は前期S級の選手だが、強調できる近況ではない。中島は地元戦で大きい着が続いていた前期の悪い流れを払拭できるか。降級初戦の7月弥彦を2着だった高橋もすんなり出切ってペースに持ち込めないと厳しそう。となれば、谷口がソツなく自力自在に攻めて結果を出すだろう。
中島、内田玄希らの関東勢、高橋、宇佐見裕輝らの北勢は前記の通り。層が厚いのは飯尾主税、川崎健次、佐藤清之らの南関勢だが、4月松阪MN以降は決勝を外す場所が続いている齊藤健人の先行力が頼り。齊藤の優参がならないとやはり厳しいのでは。むしろ注目されるのは枠元一葵か。こちらも最近は準決惜敗が続いているが、徹底先行で鳴らしており、4月弥彦、5月岸和田と続けて準決を逃げ切った実績もある。同型のライバルが手薄なシリーズなら大駆けの期待が持てそうだ。