渡邉晴が貫禄を示す
失格2回で25年ぶりのA級降級を余儀なくされた渡邉晴智が主役を務める。さすがにかつての切れ味、迫力は薄れてしまったものの、まだまだ勝てる展開は逃さない。コースを突いて伸びて上野雅、皿屋豊らを破った5月宇都宮記念の一次予選のような走りもまだできる。目標にする飯田憲司とはS級で何度か連係実績がある。これまでワンツーはないものの、A級では決めてみせると飯田がより積極的に攻めていきそう。好ガードから渡邉が抜け出すか。
早坂秀悟も遂にA級陥落だ。まだまだ先行意欲は衰えていないが、関東には売り出し中の中島詩音、秋本耀太郎と他に機動型がいるのでどう出るか。もちろん、ダッシュを生かした自力でVを狙えるが、割り切って番手を回れればよりチャンスとなろう。地元の高橋広大もこれだけ地区の機動型がそろえば一発十分だ。
阿部架惟都もA級ならスピードある仕掛けが猛威を振るいそう。同県の相澤政宏、小橋秀幸と援軍も確かだし、長走路だけに溜めての一撃が決まるかも。