乗っていきたい山口翼
前期S級でキャリアハイの成績を残した山口翼が主役を演じる。腰痛等もあって長らく足踏み状態が続いていた山口がらしさを発揮し始めたのは17年後期から。以後も浮き沈みが激しかったが、初のS級では3月大垣記念の2連対で波に乗った。以後はコンスタントに一発を見せていただけに、その勢いで今期のA級は好成績を残したい。期の初戦となるここから得意のまくり一撃で敵を一蹴して乗っていく。平石浩之が続いて茨城ワンツーとなるか。
吉田智哉、吉岡篤志の四国コンビも黙っていない。吉田は1年で降級となったものの、ダッシュを生かした自力攻撃が決まるシーンはしばしばあった。山口よりも積極性は上で、短走路なら先に仕掛けての押し切りは十分だろう。前期は3勝と吉岡もさすがに勝ち味には遅くなってきたものの、目標をつかめばまだまだモノにできる脚は持つ。
加藤健一も前期は1月当所、3月宇都宮と2度の逃げ切り優勝があったようにすんなり出切ったときの末の粘りは確かだ。地元の原岡泰志郎、中井達郎と組む南関ラインも強力で、優勝者を出せる。
増田仁、山崎駿哉の中国113期コンビは組むなら山崎が前回りか。近況良好な山崎の仕掛けが決まれば台頭のシーンも。
先行力高い菅野航基と三澤康人の宮城コンビも侮れない。