好目標を得た安部貴
木村佑来、安部貴之の宮城コンビの力が抜けている。木村は病欠で6月は全く走っていないので体調には不安があるが、前期6Vの機動力は抜けている。ここも先制有力で、安部が勝機をモノにするとみた。失格点が響いて降級となったが、同格戦を中心に連対が多く、F1戦でしばしば決勝に乗っていた実力者だ。木村を好ガードから抜け出して格の違いを示す。また、北勢では田口勇介もVを争う機動型で、動向が注目される。
北川大五郎、坂本匡洋の大阪コンビに、河村章憲もとそろった近畿勢が相手だ。北川は約1年間S級を走り、同格戦ではコンスタントに連対していた。番手を含め、持ち場に応じて何でもできる器用さを備えるが、ここはダッシュを生かした自力攻撃で宮城勢に襲い掛かる。
自力基本に柔軟性を増した走りで成績上昇中なのが勝谷勝治だ。ここもしっかりレースを組み立てられれば、降級初戦の7月岐阜を着と好走した笹倉慎也に出番が巡る。
狙いすましてのまくりに定評がある上川直紀だが、徹底先行で鳴らす小池千啓が決勝に乗ってくれば番手を回って有利に戦えそう。
飯田辰哉ら地元南関勢も混戦なら。