成績急上昇の寺沼伊で
各地区に主力が分散して混戦模様だが、層の厚さなら関東勢だ。中でも同郷の山本修平との連係も視野に入る寺沼伊織に期待したい。S降りの選手がそろう中で格下の存在ながら、6月松山1着、そして今期初戦の7月奈良を完全Vと誰よりも勢いがある。まくり基本のタテ攻撃でも番手戦でもきっちり勝ち切ろう。また、関東では堅実マーカーの木村貴宏もV候補。昨年の夏場以降は落車も多く、すっかりスランプ状態に陥った中島将尊も18年前期以来のA級で本来のキレが戻ってくれば。
地元の南関勢は差し脚上位の川口直人が軸になる。怪我の影響に苦しみながら、まだまだ先行意欲は旺盛な矢口大樹が主導権を握る展開ならきっちり鋭脚を伸ばしてくるだろう。
北勢は、A級でも厳しそうな高橋幸司より、復調ムードの佐藤朋也に期待だろう。番手戦が増えてきたが、流れで自力でも戦えるので、どうあれV争いには加わってきそう。佐藤雅彦も位置があれば侮れない選手だ。
落車があって調子を落とした松岡晋乃介もそろそろ本来の豪快な走りが戻ってきそう。志水祐彦との中近ラインにも警戒。