高田修に期待も混戦
降級の選手も多く、V争いの行方はなかなか読みづらいが、高田修汰、四宮哲郎の近畿勢に期待する。S級でもガッツあふれる先行勝負でコンスタントに連対と存在感を発揮。半年間で得た物は多く、再びS級にチャレンジすべく初戦から飛ばす。大ベテランの四宮もマーク戦はしぶとい。
地元の井上嵩は昨年後期のA級で大乱調を経験しているだけに怖い面はあるものの、ダッシュを生かした自力攻撃が決まればラインで上位決着に導くだけの力はある。また、中部では松田大、坂上樹大の北陸コンビの出方も気になる。まだ自力の脚を残している松田は坂上に任されれば、井上ら地元勢とは別で勝負することも考え荒れる。
篠原龍馬、佐竹和也の四国コンビを重視する手も。目標がないと厳しくはなってきた篠原だが、20年後期、21年前期のA級では常に優勝争いに加わっていたし、まだまだタテ攻撃の破壊力も侮れない。うまく混戦を誘えれば一発があっていい。
石丸寛之、柳谷崇の岡山コンビも見逃せない。S級復帰を目指して前期は奮戦が目立った石丸はまくりもまだ健在だし、行きっぷりの良い多田晃紀と連係できれば展開の利を得られる可能性もある。