地元の吉田篤が主役
吉田篤史、村田瑞季の機動型に、中野彰人、金子浩貴と戦力そろった近畿勢がV争いをリードする。本命に推す地元の吉田は出世が遅れたが、今が最も充実の時期と言ってもいい選手。昨年後期から1年間S級を走り、最初の期はS級点を取れれなかったものの、主導権を奪った時の末の粘りは確かで大物食いもしばしば見せてきた。A級ならパワー上位だし、村田、金子の京都組となってもVは譲れないところ。
三宅裕武、吉田健市と点数上位の中部コンビはどう出るか。近畿勢がラインを二分するようなら好都合だが、それでも中団、中団と立ち回っての差し脚勝負か。連候補からは外せない両選手だけに注目しておきたい。
増原正人、前反祐一郎の広島同門コンビも、増原が自力で攻める場面を減らしているので厳しい。シビアに前々に攻めるレースか、逆に脚を溜めてモツれる展開を待つか。