地元のルーキー富武
26日からのモーニング開催はチャレンジ・ガールズ戦。ガールズトップクラスの先行力を誇る尾方真生と普通開催では連勝街道を突っ走る山原さくらがガールズ開催も必見だが、一戦毎に成長してくる121期の新人を中心に争われるチャレンジ戦が楽しみ。本命は初の地元戦に燃える富武大だ。ルーキーシリーズは振るわなかったが、本格デビュー戦の7月奈良MNは1❷着と在所8位の精鋭らしさを発揮。予選、準決は突っ張り先行で押し切り、決勝もダッシュ抜群な後藤大と踏み合った末に叩かれてしまったが2着を確保と内容も良かった。今回の同期の中では明らかに脚力上位で、短走路だけに誰にも主導権を譲らず初Ⅴを決めよう。
他の同期では橋本陸と中野光太郎が怖い。橋本は本格デビュー戦の7月広島を2着と優参を逃したが、準決は後続が離れて別線勢のいい目標になってしまっただけで、3日間逃げたレースは文句なしだった。中野も本格デビュー戦の7月岐阜を1着だったが、ルーキーシリーズでも示した通り非凡なダッシュ力の持ち主。得意のまくりか、先行した場合は踏み方にもっとメリハリを付けられれば押し切りは十分だろう。
この3人のⅤ争いになるとみるが、近藤雄太、米村光星も修正して意地を見せたいところ。121期勢以外にも好脚がそろっている。前期の岐阜で中野をまくった真崎章徳や、やはり7月川崎の準決で新人の南儀拓を破った久保将史、安彦統を利して7月伊東の準決を勝った吉竹雄城の南関勢には特に注意したい。