戦歴を重視なら阿竹智
実力横一線のメンバー構成で優勝のゆくえは混とんとしている。どこからでも狙えそうだが、戦歴を重視して阿竹智史を本命に推した。阿竹はビッグレースの常連で、高松宮記念杯では2日目に選抜戦ながら長島大、根田空、中西大らを相手にまくりで1勝を挙げた。F1戦では5月大宮で3連勝を飾っている。好位置キープから自力を繰り出してVゲットしよう。渡部哲男、山中貴雄が阿竹を盛り立てる。渡部も今節は格上の存在。5月岐阜の初日特選では宮本隼の逃げを差して勝っている。阿竹の仕掛け次第では差し切りもありそうだ。
九州勢も林大悟、松川高大、小岩大介とそろっている。先頭で戦う林は相変わらず積極的で、直近4カ月の連がらみは86%が先行してのもの。林が好機に仕掛けて主導権を奪えば、九州勢から優勝者が出る可能性も十分。
河端朋之、大川龍二、山下一輝と戦力充実の中国勢も好勝負が見込める。まだ安定感には欠ける河端だが、自慢のスピードは一級品だ。