全国各地の強豪が激突!!
直近競走得点が90点オーバーの選手が12人。全国各地から強豪が集っての激戦だが、前期S級の幸田望夢に、木村皆斗、梁島邦友の茨城コンビと機動型がそろい、追い込み型にも神山尚、和田禎嗣と層の厚さは関東勢が圧倒的だ。連係の形によって本命は変わってきそうだが、総合的な力も考えれば幸田がVへ最も近いのでは。1年で降級となったとはいえ、S級にレースに慣れた前期は6月松戸G3で8着など同格戦ではコンスタントに確定板入りしていた。茨城両者では木村にまず注目だ。地脚タイプながらダッシュの切れもなかなかのものとバランスの取れた脚質で今年に入って43戦で33勝して7Vの快進撃ぶりだ。ここもラインの先頭で先行勝負が有力だが、自分の形に持ち込めば押し切り十分だろう。
林昌幸、田中和磨、立花成泰ら中四国勢にも好脚がそろう。弱冠19歳の林だが、徹底先行で全国に名をとどろかせ、6月前橋では今年2回目の完全Vを達成と順調に出世街道を歩む。好機に飛び出せば、巧みなペース配分で別線を完封してしまう。
九州勢は立部楓真、中園和剛らで結束して敵を迎え撃つ。昨年から落車が非常に多くて苦しい時期も過ごした立部だが、前期は初のS級でもまれて逞しさを増した。6月福井61着の最終日は土生敦、才迫開らを撃破。今の勢いなら主役の座を奪い取っても不思議はない。
出澤拓也、亀谷隆一の神奈川コンビと成清謙二郎の南関勢も間隙を突く。