勢いがある佐藤一から

佐藤一伸
オールスター直後の開催でトップクラスは見当たらず、中堅クラスによるV争い。実力差のないメンバー構成だが、動きの良さが目立つのは佐藤一伸だ。5月平塚で久しぶりの優勝を3連勝で飾ると、6月佐世保でも完全Vを達成。まくりがビシビシ決まっていて、今年は7月末までに19勝、勝率は4割に迫る勢い。昨年(18勝)の1年分をすでに上回っているのだから好調を疑う余地はない。好スパートを決めて優勝をゲットしよう。地元の佐藤和也もここはチャンス。佐藤一、橋本智昭と北日本の自力型がそろっている。佐藤和は差し脚好調で、7月小松島記念では予選を1着で準決にコマを進めた。好展開が巡ってくればものにできる状態にある。橋本も調子上向き。6月取手は連勝で優参すると、7月小松島記念は2着で準決に進出。その後も同月当所1着など連がらみが多い。
関東勢も戦力は豊富だ。中田健太、恩田淳平に横山尚則、河野通孝、岡田泰地の茨栃勢。中でも横山は7月弥彦記念で1着と気を吐いている。機動型の比較では北日本勢にやや見劣りするが、好連係を決めれば関東勢から優勝者が出てもおかしくない。