スピード抜群な岸田剛
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岸田剛
17日からのモーニング開催はチャレンジ・ガールズ戦。充実一途の太田美穂や122期ナンバーワンの又多風緑らが登場するガールズ戦も必見だが、121期のトップクラスが走るチャレンジ戦のⅤ争いの行方は今後を占う意味でも興味深い。岸田剛、纐纈洸翔、山口多聞、長谷川飛向の中で本命に推すのは地元の岸田。121期ゴールデンキャッパーの一人で、本格デビュー後は、7月川崎1❷着、岐阜1❶着、8月小松島1❷着と順調に力を見せている。直近の小松島の決勝は、同期の中川聖の逃げをフルに利した山口龍に合わされてしまったが、後方から個人上がり11秒4でまくったスピードは一人だけ次元が違っていた。今回の強敵相手にも、組み立て失敗がなければ優勝を獲れるとみた。
卒業記念を優勝、ルーキーシリーズでも快進撃を続けて岸田にも勝っている纐纈も互角以上の狙いだろう。8月別府では初Ⅴを3連勝で達成と、こちらもまずまずの選手スタート。切れ味だけなら岸田に見劣りする部分はあるが、総合力の高さなら纐纈に軍配が上がる。先を考えれば岸田は是非倒しておきたい相手でもあろう。
山口は養成所時代にゴールデンキャップを2回獲得しているエリート候補生。ここまで3場所で優勝がないのは意外だが、さすがに勝ち上がり戦では負けていない。積極的なレース内容も上々で、そろそろ優勝を期待してもいいだろう。
徹底先行で好成績を残している長谷川飛向、先輩期から栗本武典もⅤ争いに加わってくる。