村上博が貫録を示す
昨年よりオールスター競輪が6日制ナイター開催となったことを受け、「KEIRINライジングスターズ」と銘打たれて実施されるシリーズの一つ。怪我が悪化したことにより半年もの長期欠場を強いられ、7月から実戦復帰を果たした村上博幸が主役を務める。初戦の函館は連勝で優参し、続く弥彦記念も3着と村上はさすがの貫禄。まだ完調時の鋭い踏み込みは戻っていないようだが、戦える脚には仕上げてきているし、一人だけオーラが違う。弥彦記念の一次予選でも連係した中井太祐を好操縦から抜け出しを決めよう。また、近畿には澤田義和、渡辺十夢も控えていて、村上を軸に鉄壁のラインが形成される。
7月小松島記念をタイヤ差の準Ⅴと志智俊夫も古豪健在ぶりを存分に示したばかり。直近4カ月の連対率は5割近くと非常に高く、差し脚は冴えているのでレースの流れに乗れれば一発が怖い。
実績十分なベテランに山根将太が挑む。119期のエリートはS級に特進してからも徹底先行を貫いて着々と成果を挙げている。準決で太田竜を完封した3月玉野記念をはじめ、出切って掛かってしまえば1班上位クラスをも寄せ付けない先行力を随所で発揮しており、友定祐己や池田良、堤洋と上位独占を決めてしまっても不思議ない。
佐藤幸治、大塚健一郎の九州勢も混戦なら出番がある。