橋本瑠の豪脚が炸裂
7月を病欠し、復帰戦の8月名古屋MNの初日特選でまくり不発の5着に敗れたときは調子落ちかとも思われた橋本瑠偉だったが、一走して感じが戻ったのかその後は❷着。決勝は飯嶋則の渾身差しに屈したものの、3着以下は千切っていた。このレースを見せられたら、今まで通り、黙って本命視していいだろう。同乗なら前を任せるであろう小池千啓はやや乱調気味なので、自力勝負になることが有力。豪快なカマシ、まくりで敵を一蹴し、食い下がる星野辰也と決める。
野口大誠、阿部兼士の九州勢が抵抗する。失格2回で21年前期以来の降級となった野口だが、A級ではやはり格上の存在だ。ここまで5場所走って全て決勝に乗り、7月富山では優勝している。前期の名古屋の初日特選で猪俣康がやったように、中団を取って橋本より先に仕掛けていければ波乱を呼ぶかも。
駒数の豊富さならばやはり中四国勢だ。蒋野翔太、小原周祐、渋谷海と機動型がそろっている上に、追い込み型にも前反祐一郎、郡英治の広島コンビ。軸になる小原は7月岐阜で今年4Ⅴ目をゲットしている。十八番のまくりの切れは相変わらずだし、地元の徹底先行・蒋野に乗ってレースなら強敵撃破へさらに期待が懸かる。