レベルが違う早坂秀
力及ばず10年前期以来の降級となった早坂秀悟だが、A級ではやはりレベルが違う。7月大宮の決勝では関東同士の中島詩と別線で勝負して豪快にまくり炸裂。最後は脚を溜めた渡邉晴の強襲に屈したものの、準Ⅴと好スタートを切った。そして、続く高松は着と早速Ⅴ。初日特選でロングまくりを決めると、決勝は堂々の逃げ切った。ここもダッシュを生かした自力攻撃で強敵をまとめて黙らせる。堅実な星野辰也が踏み出し集中で早坂に食い下がろう。
米嶋恵介、城戸俊潔の岡山コンビに、前反祐一郎と中国勢は戦力的には最も整っている。年齢的にも戦法的にも岡山コンビは城戸の方が前回りのほうが戦いやすいか。いずれにせよ、軸になるのは城戸で前期Ⅴ3の機動力で早坂に立ち向かう。
地元ホームの名川豊と、屋良朝春の九州勢の出方も注目される。シビアに好位を狙って出る競走も考えられそうだが、西の連係で久樹克門の後ろを回れるようなら好勝負も可能だろう。
柴田竜史、原岡泰志郎の南関勢はスジの機動型が手薄。三浦翔大、高木翔の北勢と組んで難局を打開したいところか。