脚力拮抗の大混戦
図抜けた機動型は見当たらず混戦模様だが、竹澤浩司、大庭正紀の富山コンビ、長谷部龍一、田中秀治の岐阜コンビとそろった中部勢から優勝者は出るか。竹澤が好機にスパートして大庭と決着する可能性が高いのでは。もちろん、先行有力な長谷部と田中に展開が向くケースも。
九州勢も、谷元奎心名川豊と、飯塚隼人、坂本晃輝の地元勢で分かれてⅤを目指そう。谷元は病欠が多い近況だが、1月別府MN、7月前橋MNをVと底力があるのでハマればの期待は持てる。5月伊東MNから準決を5連勝した飯塚の自力攻撃も同様に怖い。
増原正人、藤井將、高津晃治と中国勢は戦力的には整っているが、肝心の機動型が不在の不利をどう克服するかだ。増原も藤井も混戦でのまくりは狙えても、今は自力でレースをリードしていくような選手ではない。
むしろ田中大我に、山崎光展、金子浩貴の京都コンビが続く近畿勢が怖い。田中は直近5場所で4回優参と好調時の脚勢を取り戻してきた。ダッシュ良く仕掛けて別線一蹴は十分考えられるところだ。