地元で気合入る矢野昌
菅谷隆司、山本修平の東京コンビ、矢野昌彦、梁島邦友と機動型がズラリとそろう関東勢が優位に進めそう。本命は地元の矢野だ。S級で苦戦をして悪い流れのまま入ってきた今期だったが、8月取手、平塚を連覇と乗ってきた。経験値を生かしたタテ攻撃はさすが。どうあれ、ここも最後はアタマを取っていそう。前期4Ⅴの菅谷からも狙える。8月平塚では初日特選でいきなり落車棄権しながら、準決を根性で乗り切ると、決勝は飯田憲や池野健を相手に逃げて矢野のⅤに貢献した。再び菅谷、矢野のタッグが実現する可能性は十分だろう。
近藤翔馬、外田心斗の愛媛コンビが怖い。近藤はチャレンジ時代から積極先行で売ってきた選手で、3月に特班してすでにⅤ実績もある。ここも近藤が主導権を奪って力を出し切る展開となれば、本来の自力戦でも一発がある外田が恵まれるケースも。
また、橋本凌汰、山本奨の岡山コンビにも注目。橋本は6月高知MNでの逃げ切りVが光るし、山本も7月別府では畝木努を利して優勝している。ノーマークにはできないだろう。7月向日町で完全優勝している三浦雄大は目標手薄の不利をどう克服するか。