軌道に乗った安倍大

安倍大成
混戦ムードのチャレンジ戦だが、安倍大成、長谷川飛向の東京121期コンビがⅤ争いをリードするか。安倍は8月京王閣を1➍着。決勝は栗本尚と激しいモガき合いとなって突っ張り切るもまくられてしまったが、ようやく軌道に乗った感がある。栗本と同様に若手キラーと化している吉原友彦や同期の原田翔真は強敵だが、持ち前のダッシュを生かして積極的に仕掛けて出てⅤ獲りといきたい。長谷川は8月の競走を欠場しているので体調に不安が残る。ただ、休む前は先行勝負に徹して優参していただけに万全ならⅤ候補筆頭に挙げてもいい。年若い安倍と連係するか、割り切って別でやるかも注目ポイントだ。黒滝大翔は東京勢とはべつとなりそうだが、モツれた場合の一発が怖い。
吉原はアキレス腱断裂で長期欠場した影響でチャレンジ暮らしだが、本来なら1・2班戦でもⅤ争いに加わってきそうな機動型だ。新人とガッチリ自力勝負して着に残る脚を考えれば、今回のメンバーなら本命視してもいいほど。
原田も2度目の地元戦でⅤ奪取に燃える。展開に応じて何でもできる器用さも持ち合わせるが、もちろん、ここは先行基本の自力勝負で結果を求める。7月当所戦は機敏に内を掬って先行勝負に出るもまくられたが、駆け方が分かってきたなら押し切りも望めるだろう。坂本佳憲や中近で深見仁哉の援護を受けられれば面白い。