梅崎隆と塩崎隼の力比べ
チャレンジ戦はやや混戦模様ながら、追い込み陣も含めて層の厚さを考えれば九州勢を優位とみるべきか。中でも本命は梅崎隆介だ。トライアスロン出身でやや年はいっているものの、121期ゴールデンキャッパーの一人で、持っているスピードは強烈。8月別府MNで豪快にまくって初優勝し、続くルーキーシリーズプラスでは優勝した纐纈洸や真鍋智をはじめ全員の単騎のレースで後続を千切るカマシで見せ場を演出と気持ちも乗っている。九州同士の機動型として同期の高橋優斗や、8月武雄を優勝した川野深もいるが、梅崎はやることに迷いはないだろう。レースにも慣れてきたので好機に飛び出して押し切るのみだ。高橋も8月小倉の準決では快速・後藤大の後位で勝負して2着に入るなど脚はある。出方によっては波乱を呼べる。
個の力を重視して塩崎隼秀を梅崎の上とみてもいい。121期ナンバーワンは未だ優勝ゼロと線の細さは否めない。だが、セールスポイントである踏み出してからの加速力はさすがのレベルで、準決あたりならカマシで後続をぶっ千切ってしまう。仕掛けが決めればあっさりのケースは十分だろう。
地脚タイプの松下綾馬は先行力をフルに発揮して同期の梅崎、塩崎、高橋に挑みたい。まだスピード不足ながら、うまく後続のモツれを誘えれば。