高知コンビが一撃を決める
小原周祐、吉松直人の高知コンビにまずは期待。ともに近況は良好で、小原は9月防府でモツれる前団を最後方から一気にまくって今年5Ⅴ目を飾っている。まくり兼備の差し脚が冴える吉松とのコンビはいかにも魅力的だ。
伊早坂駿一、堀江省吾と強力機動型を2人擁する関東勢に期待してもいいだろう。堀江は4月に特班するとすぐに決勝常連に定着し、すでにⅤ実績もある。関東のけん引役として積極的に攻める。伊早坂は降級してからもなかなか本領を発揮できずにいるが、先手を取り切ってしまえば末は確か。ここは番手戦も視野に入るので出方が注目される。
そして、新村穣、渡邉晴智もⅤ候補から外せない。新村はまだ粗削りながら、元中距離ナショナルチームに所属した能力の高さは言うまでもなく、逃げて自分の形に持ち込めば別線に手出しさせない。自身3回目の1・2班戦Ⅴも十分だし、闘志健在な渡邉の抜け出しもありそうだ。
さらに石丸寛之も7月武雄MNで大まくりを決めてVなど随所で存在感を発揮している。レースがモツれれば出番だろう。
地元の立部楓真に、阿部兼士が続く九州ラインは、8月松山で落車して欠場中の立部がどこまで立ち直っているかだろう。