今年ラストは上杉嘉で
今年の函館開催もいよいよこれがラスト。最後の優勝争いは上杉嘉槻が制するとみた。S級でも通用するような先行力を持ちながら、レース運びがまだまだ不器用で、5月松阪で優勝して以降は4連続準Ⅴを含めて準Ⅴ5回、決勝3着が3回などもどかしい状態が続いているが、今回はそこまで手強い同型は見当たらないし、力を出し切れさえすれば結果は出せる。
北勢はやはり力が入りそう。佐藤朋也は一時の不振から完全に脱して決勝の常連に復活。先行を含めて何でもできる強みを生かして、9月弥彦を制するなど差し脚抜群の安部貴之と上位独占を目指す。売り出し中の邊見光輝、地元期待の荻原寿嗣の119期勢が決勝に乗ってきて、上杉との同期対決に闘志を燃やせば流れは北勢か。
梁島邦友、柿本大貴の関東勢も黙っていない。梁島も8月松戸でのⅤをはじめ再び軌道に乗ってきた。持ち前の積極性を発揮して上杉らに襲い掛かろう。柿本は9月平での落車の影響がなければチャンスとなるかも。
南関の目標は手薄ながら、今期はⅤ2、準Ⅴ4回と絶好調の落合達彦の動向からも目が離せない。