混戦も池野健に期待

池野健太
池野健太が主役の座には最も近いか。降級6場所の時点でⅤはないように、21年後期のA級時と比べるかなり物足りない戦績ながら、まだまだ評価は落とせない。注目したいのは初日特選では5勝していることで、8月平塚では飯田憲-佐々木龍の南関勢に猛然と襲い掛かって、佐々木と1着同着もあった。流れで先行でも押し切れるタテ攻撃で強敵をまとめて破る。
長谷部龍一、藤井準也、土岐幹多、朝日勇の中部勢も狙える。5車で結束の岐阜ラインの番手を回った結果ながら、9月富山で長谷部は1・2班戦初優勝を果たしている。今度は自分が前でラインから優勝者をと奮起なら藤井が恵まれそう。藤井は長欠中の練習の成果が出て、6月以降はⅤ2、準Ⅴ2回で大半のレースで確定板入りと好走続きだ。持ち味の自力自在戦でもいけるのに番手戦ならさらにチャンスだろう。
阿部架惟都、三浦雄大の宮城勢も差はない。先行意欲高い阿部のペース駆けで別線完封も考えられそう。7月向日町で完全優勝している三浦とワンツーも。
さらに、桑名僚也、荒木貴大、渡辺航平の埼京勢も間隙を突く。